ABANCA(アバンカ)

複雑な銀行業務を効率化します。

銀行業務の分析により、多国籍銀行の買収をサポートするための洞察情報の運用を実現できます。

小売銀行や金融機関では、M&Aや売却が頻繁かつ継続的に行われることが常識となっています。 皆さんが信託している小売り銀行も、複数の金融機関の統合・分割により生まれたものかもしれません。

これは、ガリシア州を代表する、継続的な成長を遂げている大手銀行、アバンカにもあてはまります。

アバンカは、スペイン北西部を代表する、小売銀行業務と商業銀行業務を担う銀行グループです。 合併、買収、売却を長年にわたって続けてきています。 スペイン、ポルトガル、ドイツ、スイス、フランス、イギリス、ブラジル、ベネズエラ、パナマ、メキシコ、米国に拠点があります。 アバンカは、全世界で200万人以上の個人と法人の顧客が利用しています。同行では、組織をより柔軟でシンプル、かつ協力的なものへと変革する戦略的イニシアチブを実践しています。 このイノベーションを促進するにあたり、顧客の知識を活用して顧客体験を向上させることを目標に、銀行業務の分析を強化しています。

アバンカの取り組みは、データの一元性と一貫性を実現することから始まります。

グローバルに展開する銀行グループでは、合併、買収、売却のたびに、ガバナンス、ルール、ポリシーの策定が必要になります。 アバンカは、Teradata Vantage™を活用して洞察情報を運用し、買収した多国籍銀行からの情報を取り入れてデータの一元性と一貫性を実践して、データ分析をすべての組織へと拡大しました。 その目標とは。 グローバル規模で信頼できるデータ管理の実践により、アバンカの従業員の顧客知識の向上、買収と合併および分割の一貫したプロセス、最終的には顧客体験の向上につなげることができます。

数字で見るアバンカ

200 万

顧客数

630

世界の拠点

11

570 億

総資産

José Manuel Valiño, Executive Director of Information Technology, Innovation, Process and Operations, ABANCA

ホセ・マニュエル・ヴァリノ

情報技術、イノベーション、プロセス、運用担当エグゼクティブディレクター

ホセ・ヴァリノ氏は、マドリード工科大学で生産工学の修士号を取得し、ダートマス大学タックビジネススクールの大学院で学びました。 アーサー・アンダーセンキャリアをスタートし、ヨーロッパ・マネジメント・コンサルティングとメタ・グループ(現在のガートナー・グループ)のパートナーを努めました。 2000年に銀行業界に移り、現在はアバンカでIT、イノベーション、プロセス、オペレーションのエグゼクティブディレクターを務めています。

ユーザーによってデータへのアクセス、ニーズ、ツールが異なることを踏まえ、アバンカはアジャイルなデータプラットフォームを開発しました。そしてビジネスユーザーから分析ユーザー、上級ユーザー、データサイエンティストに至るまで、データを論理的なレイヤーに整理することができました。

このプラットフォームを活用することで、分散型ユースケースのユーザーアクセスを一元管理し、組織全体でセルフサービスの銀行業務分析を実現できます。

組織の全体像を十分にとらえるには、組織をモデルの形で捉え、伝達する必要があります。

データモデルを運用することでは、開発者やアナリストが、一連のデータ要素とそれに対応するビジネスのルールをさらによく理解することができます。 すべてのモデルには、定義された範囲があります。 同様に、データモデルは、リスク管理や財務などの特定の機能領域や、組織全体を表すことができます。 アバンカは、早い段階からテラデータの金融サービスデータモデル(FSDM)に投資していました。 これによりアバンカは、データとその関係性を理解して、企業全体の価値を迅速に分析することができました。

分散型ユースケースに対応した集中型アクセス

「私たちは、Teradata Vantageを活用して非常に強力なデータモデルを駆使して、『単一バージョンの真実』を構築しました。 データモデルのシンプル性とVantageの能力のおかげで、あるビジネスを分離して他部門に引き渡したり、同時に他部門のビジネスを取り込んで自分たちのものにすることもできます。」

ホセ・マニュエル・ヴァリノ
情報技術、イノベーション、プロセス、運用担当エグゼクティブディレクター

データモデルが成功要因となることで、アバンカはテーブル間の関係性を理解できるようになります。

ユーザーは、階層化されたデータアーキテクチャによって導かれるコミュニティとして機能することになり、ユーザーの役割に応じたアクセスを定義します。 アバンカのエコシステムでは、データアーキテクチャのレイヤー(データラボ、プレゼンテーションレイヤー、集計、計算、ステージング)は、ユーザーが自分の業務に必要なデータに適切にアクセスできるように設計されています。 アバンカでは、データ要素の重複を回避し、すでに定義と取得が完了しているデータ要素を再利用するプロセスを定義しており、データモデルとも連携させています。

アバンカが実現したコア・コンピタンスの進化

2006

財務計画と予算編成

2007

顧客の収益性

2008

分析的なCRMとカスタマージャーニー、事前承認されたクレジット/ローン、規制当局への報告

2009

資本配分

2010-2011

リスク管理と合併支援

2012-2014

カーブアウトの支援とストレステスト

2015

非構造化データを使用したマシンラーニングとデータディスカバリー

2016

AnalyticOps(別名「アバンカの分析脳」)

アバンカは、データへのアクセスを分散させてインサイトを運用することで、組織全体が行動できるようになることを認識しました。

アバンカが銀行業務分析を活用したことで、顧客満足度のネットプロモータースコア(NPS)が300%向上しました。 社内だけでなく、世界中の顧客にも大きな改善を実感していただけました。

アバンカが導き出した答えとは:

運用日 たったひとつの準備が迅速な収益化につながります。

アバンカの多国籍企業としての存在感は、事業の合併、買収や売却によって支えられています。 Teradata Vantageによって、アバンカは分析プラットフォームを活用することができ、データの一元性と一貫性を実現できています。 これにより、アバンカはユーザーや地域を超えた洞察の運用を実現し、事業継続に対する運用準備を万全に整え、長期的な成長を維持することができます。

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