テラデータ、業界初の新機能「4D Analytics」でエッジ・コンピューティングのスマート化を促進

2018年4月8日 | SAN DIEGO

時間軸データ・地理的データを高度に組み合わせたTeradata最新機能がスマートシティ化、ウェアラブル端末の高度化、運行・物流の最適化などを加速

米国カリフォルニア州サンディエゴ発 – クラウド・ベースのデータおよびアナリティクスのリーダー企業であるテラデータ・コーポレーション(NYSE: TDC、以下テラデータ)は、3次元の地理空間データと時間データを組み合わせた4次元のデータで高度アナリティクを実現する新機能「4D Analytics」の提供開始を発表しました。この機能をTeradata Analytics Platformに組み入れ、業務オペレーション分析および顧客分析と統合することで、テラデータは、より高度なIoT分析の実装を支援することが出来ます。
 
「4D Analytics」は時系列データ(時間の経過に応じた活動を示し、時間の経過と共に変化する、一定の間隔で収集される一連のデータ点)、テンポラル・データ(関連のある期間に関して保存されるデータ)、地理空間データ(デバイスの位置に関係するデータ)の組み合わせにより、時間と場所に基づいた文脈分析を実現します。こうした機能により、自動車やウェアラブル等のデバイスの「時間」と「空間」の両方に基づいたインサイトが活用され、IoTの効果を高めます。
 
本格的なIoT時代の到来は確実なものであり、IoTへの投資は世界中の企業にとってますます重要性を増しています。この新機能「4D Analytics」は特にIoTでニーズの高まるエッジ・コンピューティングの分析能力を大幅に向上させます。「4D Analytics」を搭載したTeradata Analytics Platformは、絶えず変化する時間や位置の変数を管理するエッジ・コンピューティングのビジネス・インパクト分析を高度化し、従来型のセンサー・データ分析に比べより一層深いインサイトをもたらします。結果、企業のIoTへの投資から得られる顧客価値をより高めることができます。

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「高度なアナリティクスが原動力となるIoTアプリケーションやユースケースの大幅な急増が目前に迫っています」とテラデータのストラテジック・オファリング・マネジメント担当シニア・バイスプレジデントTim Henryは述べています。「コネクテッド・カー、車両、航空機、信号機、道路、ウェアラブル、その他多数のエッジデバイスは、高度なアナリティクスによる新たなインサイトがエッジまで送り出されることで、よりスマートかつ有用になっていくでしょう。テラデータの『4DAnalytic』がエッジ・コンピューティングの革新的進化を牽引し、交通量の削減やエネルギー効率の向上から輸送の安全性向上にまでわたる広範囲な改善を促進します。我々は、このIoT時代のスマート化を先導するための準備を万端に整えています」
 
「現在、ほぼすべての業界における革新的な企業は、コスト削減、顧客維持、そして増収につながる新たなインサイトを得るため、エッジ・コンピューティングに投資しています」とIntelligent Business Strategiesのマネージング・ディレクターMike Ferguson氏は述べています。「企業は今、エッジとクラウド集中型の両方におけるスケーラブルなデータ分析を必要としています。それらの課題に取り組むためには、IoTアナリティクスに対する包括的なサポートを提供できる、テラデータをパートナーとして考慮すべきです」
 
「4D Analytics」によるエッジ・コンピューティングのスマート化により、IoTアプリケーションにもたらされる具体的な成果は以下があげられます。
 
  • 列車、地下鉄、タクシー、自動車、信号機、レストランの往来、市民の動き等のパターンを分析し、その結果生まれた新たなインサイトをエッジに戻し、スマートシティをよりスマートにするための新たなロジックやルールとして活用すること
  • 全車両から得た移動時間やルートなどのセンサー・データを調査することにより、運行を最適化し、故障の確率や結果として生じるビジネス・インパクトを予測すること
  • ウェアラブルや個人医療機器の利用によって患者の心拍や活動に関するデータを分析し、服薬の順守状況を把握すること
  • 個々の車両から得たデータを分析して事故とニアミスの差異を理解し、すべての車両をよりスマートかつ安全にすること
  • 輸送サービスに関して、時系列および地理空間データを利用者層情報(乗客を高齢者や学生等に区分したデータ)および気象データと組み合わせ、かなり的を絞ったカスタム・オファーをほぼリアルタイムでデバイスに送信すること
 
9sight ConsultingのDr. Barry Devlinが2017年11月に発表した研究論文に次のような記述があります。「時系列データは、IoTのアウトプットに対する高度アナリティクスの基本となる。(中略)時系列データとバイテンポラル・データという時間の両面を単一の環境で完全にサポートできる能力は、Production Analytic Platformの設計と実装における中心的な要件である」
 
Teradata Analytics Platformおよび新機能の「4D Analytics」は、Teradata Everywhereの基本的な構成要素です。Teradata Everywhereは、アナリティクスへの投資からの高収益を保証するための柔軟でアジャイルかつスケーラブルな手段であり、クラウドで提供され、ビジネス・ニーズの進化に応じてデプロイ環境を変更できる自由が確保されています。
 
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